秋の真ん中
秋の真ん中
私は注意深く散策する
ただただ散策する
ウオーキングのつもりでも無く
キノコ採りでも無く
木の実採りでも無い
私はただ散策する
注意深く・・・・・・・
とどまる雲、流れる雲
風、風の匂い
今咲いている雑草の花の色、形
家々の植木の色、生っているいる実
落ちている実
そういえばこの前
母のリハビリで散歩の途中
ざくろの実が開き始めていた
きっともう真っ赤なルビーが
一杯一杯光っているのだろうな・・・・・
今吹いている風の爽やかさ
空の色の透明感が私を包む
野良猫が目を細め
寂しそうに鳴いている風景
カラスがなにやら大声で鳴いている様子
どこかの庭の木の枝を切る
植木屋さんの光る汗
金木犀の花は・・・・・・
もうすっかり落ちてしまった
ああ・・・・・・・これから冬が
やってくるんだな~
私はただただ散策する
注意深く、散策する・・・・・・・
by karkowitch | 2007-10-21 09:35 | 自作、自詠詩と一句