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本物の 『お造り』 とは?かく在る物だったな~!

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 『お造り』 と言ったら私の認識では超豪華な尾頭付きの舟盛りに匹敵する程のものを指す。
器にバランス良く・・・つまも色々と大量に配置して上品に盛り付けたもの
小さめの皿に刺身をギッシリと下品に寿司詰め状態で盛り合わせたものではないのだ。
(どっかのチェーン店の居酒屋じゃあるまいし。。。)

しかたないじゃな~い!これは亡き父譲りの、認識及び我が家の常識でしたからァ!キッキッキ~ッ!と・・・一応


子供の頃より毎日毎日お刺身盛りの皿が食卓に有った。それは必ずだ。それらは家ではただの 「刺身の盛り合わせ」 と呼んでいた。
しかしたまに・・・・・・・・来客時とか、イベントとか、お祭り、或はメデタイ気分?などの時には、明らかに見た目超豪華な魚貝、おかしら付き且つ、飾り包丁などの入ったつまタップリの大皿がデンと置かれた。これを家では 『お造り』 と呼んでいたのだ

先日いや、過日の母の大宴会の折も明らかにただの「刺身の盛り合わせ」とは一線を画す、その『お造り』がお出ましになっていたので、ここに紹介いたしますねン♪


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オットォ、これは、糠漬け・おしんこの盛り合わせ・・・私の大好きなのは『塩タクアン』です。ここには無いねー・・・塩だけで漬けてギュウギュウ重石を置いてパリパリコリコリになったタクアンで~す・・・なんて、ワザワザ言わなくても宜しかったァ~?










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      先ずこれは、地金目鯛のしゃぶしゃぶ用 『お造り』刺身用で造ります。




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                  伊勢海老の 『お造り




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                  特大鮑の 『お造り



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                  殿様盛りの 『お造り



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              貝(鮑・帆立・サザエ)の盛り合わせ 『お造り




とまあ豪勢なものですが・・・・・・・・・これらは全部、地魚で心をこめて板さんが飾りつけたもので・・・・・総て父が好きだったものを再現した形ですが、実際は母が大好きなものばかりです。

詰まり、こういったものが・・・私の中の認識するところのイワユル 『お造り』 でございまして・・・そんなに、こんな、『お造り』だなんてものを毎日頂くなんてトンでもない事です。普段、毎日食べていた「刺身盛り合わせ」は、最低限、季節の地魚には違いありませんけどもね。。。これからなら、まあ皮付きの鰹の刺身とかね・・・

鰹と言ったらやはり叩きじゃ物足りない父でした。魚男でしたから、まあ仕方無いけども、母は毎日大変だった事と察します。毎日、父の為に刺身を作るのですからね、、、時々物凄く気の遠くなるような下拵えを黙々とやっていたりして、、、例えば、きびなごのような小さい魚を、三枚におろして皮を剥いてくるくる巻いて皿に並べて行く・・・大変ですよ、見てるとね。魚屋さん顔負けです。塩辛から、このわたから、酒飲みのツマミは何でも、母が作ってました。綺麗に飾り付けて、つまを必ず添える。料亭風でしたね。そんな工程を私は好きだものだからよく眺めていたものですよ、小さい時から。そのお蔭で、コッチもご相伴に預かった訳ですけど・・・鰹イコール刺身でなきゃ!それも皮付きですよ。叩きなんてとんでもなかったです。釣れ立ての鰹一本をさばき、父に言われて、母が・・・藁で表面を焼いて叩きにした事もありましたが・・・やはり皮付きの刺身には敵わない。

そうして刺身に煩い父は 刺身用の醤油までこだわってましたから・・・シッカリ受け継いでおります。『溜り』ですね!そして他に知らず知らず憶えていった事は刺身に合う『つま』です。
鰹の皮付きの刺身の場合は新玉葱の厚めにスライスしたものと摩り下ろしニンニク合うのです。新鮮なイカが入った時は生姜です。イエイエ・・・家は漁師じゃありません、ただの一般家庭ですとも、ええ~。。。大笑
まあね、、、そういう風に 魚によって母はまるで料亭の板長サンの如く盛り付け・・・付け合わせて・・・毎日お皿に盛って出していたものでしたね。それらの一つ一つを思い出しては・・・「あ~、ありがたい』と思う訳です。調理師スクールに通っていたようなものですからァ。。。


こんな鰹の刺身は中々食べられなくなりました・・・『お造り』ではありませんが次いでに又載せておきたいです。こんな 「皮付き鰹の刺身盛り」 を・・・
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もう直ぐですよ!初鰹。 本当に、皮付きをたべたいな~~~~。。。








何の芸も無かったので、最後に・・・
ニシオカスミコの一発芸を・・・『この豚野朗っ!』・・・『それは私だよ~!』


最後までお付き合いくださいましてとても嬉しく思います、有難う御座います。又お出でくださいね★(涙)            


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by karkowitch | 2008-04-17 22:41 | 創作料理の味