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泣いた赤鬼・続き 4




青鬼君が 流木に腰掛けて 魚を食べていると
そこへ 一匹の子猫が 近づいてきました
そして 青鬼君を見上げて ミーミー
鳴いています
「おやおや子猫ちゃん どうしたの?」
様子が 変です
青鬼君が、見てあげると
子猫の 前足の肉球の皮がむけて
血がにじんでいるではありませんか
どうやら、、、お母さんとはぐれて
迷子になって たくさん たくさん歩き続けて
お腹も ペコペコ の様です
青鬼君は 今食べていた 魚を少し  
子猫にあげました
それから 自分の膝の上に そーっと抱き上げて
あげました
そうしたら 子猫は 安心したのか 
青鬼君の膝の上で すやすやと
眠ってしまいました
それを見ていた青鬼君も 
ウトウト ウトウト マドロミました
爽やかな 風が 二人を 抜けていきます

                          つづく




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by karkowitch | 2005-05-06 10:00 | 創作童話・小説