ズタボロ夢追い人...

☆☆☆随分以前
書き溜めたこの物語は
半ばにして頓挫していたものです

ここに・・・
まんま・・・まんま掲載(飯じゃねえぞ)しております
どうぞ
肩の力を脱力させ
神経も麻痺させてお読みください。  爆~ 
出来たら毎日載せていきます^^


(* ここは目をつぶって・・・1話からお読み(ピシピシ!!)くださいね~♪*)





ではでは・・・・・・・・・・・
・前回40話までの続き・・・・・・・・・・・・・・・




{ ジョシュア&フランク***中学時代から絵を描き切磋琢磨してきた美術学校出身の関係 }
ある意味ファンタジックでアカデミックで滑稽な物語の始まりです。あなたはこのドアの中に入りますか?・・・・・・・・そうでしょうね、さすが素晴らしい選択です。イケテルあなたササ、どうぞ~♪


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  41話(ケイトとしての帰郷はどうなの~???)





色々な意味で
すっかり女としての根性が座り
勢いも付いた。
良し、機は熟したとばかりに元ケビンは
シッカリ、ケイトとして故郷の地に下り立った。
懐かしい・・・
全然変わっていない駅周辺の雑踏。
ケビンだった頃の6,7年前も、
結構な街中だったが、相変わらずであった。
まだケイトとして生まれ変わったばかりの人生・・・
ほんの僅かな後ろめたいような感情も、
返ってこんな雑踏がもみ消してくれるようで、
ありがたいとケイトは思った。

ケイトとしての帰郷だから、
勿論薄化粧、髪の毛もセミロングの毛先をゆるく巻き、
クリーム色のミニワンピースに
白のレースの二ーハイ&生成りのブーティ、
ベージュのエルメスのトートバッグといういでたち。
ブーティは今一押しの人気商品を今回に当たり、
ゲットしたばかりである。
誰が見ても、中々目立つ程の可愛らしい感じだ。

しかし、だれもまさかそれが、
以前のケビンの今の姿とは想像も出来なかったのは無論の事。

ケイトはこれから家に行くのだと思うと
途轍も無く複雑奇奇怪怪な気分ではあったが、
この勢いの時行かずしてどうする?と・・・
自分の尻を押していた。

家には連絡を入れてある。
男勝りの姉も一人で来ると言っていた。

いよいよ家の前に立った、ケイト。
門扉を開けて懐かしい玄関に立った瞬間、、、
有ろう事か・・・・・・
泣きたくなってしまったケイト。
さあ・・・・・・・・どうなるんだろうか?







                    <続く>








42話(ケイトの家族はどうなのよ???)





『ただいまー。。。おかあさん。。。』

程なく母が出て来た。

「ケビン・・・」

やはり母親である。

ウスウス感じていた事・・・

いつかきっと、否まさか・・・

今まで何度もそんな葛藤が

過っては消えていた。

「お帰り。。。」

『お母さん、』と言いかけたところで

「まあ、ドロウィングの方にいらっしゃい・・・」

促されてのそのそ母の後を付いて奥に進んだ。

そこには休日という事もあり、

父と、男勝りの姉が何やら物静かげにソファに座っていた。

ケイトがフロアに入ると同時に

全員が立ち上がった形になった。

姉が走り寄る様にしてケイトの腕を摑み

マジマジと眺め回してそして、

「チッッ!!」と舌打ち一つしてから

「アタシより綺麗になってどうすんのぉ~?」なんて言いながら

軽く抱きしめた。

ケイトの目から涙が溢れ

『お姉ちゃん!!』と抱きしめ返した。

男勝りの姉は、

ケイトの背中を軽くぽんぽんと叩いた。

(まさか自分の性でこうなったのか?)

みたいな気持ちが過っていた。

確かに子供の頃は、ケビンに悪態をつきながら

「男女が逆ならよかった」と何度もケビンに言っていたのは事実。

今日初めて家族がケイトの姿を

間違いの無いものと見定まった今、

父としては、さして言う事も無くなっていた。

言ってみれば・・・

未来を案ずる一縷の思いが親心として残った。

しかし気持ちを切り替え、

コイツも大人、

大人が相当悩んだ末の結果なのだから、

マイナス部分は言わないで置こう。

自分にしか分らない闇の部分や葛藤を

知らずに何が言えよう・・・否・・・

自分の何かが悪かったのかも分らない。。。

そんな思いが次から次へ数珠繋ぎに湧いて来て

父親は胸が熱くなった。

そして、母も、

永年連れ添った夫の思いを察し

涙が零れ落ちた。

イエお父さん・・・私が悪かったのよ。。。

そう母は思っていた。

暫くは、それぞれが、、、泣いていた。










                   <続く>














43話(ケビンからケイトへの橋渡しは何であったのか?)




暫くして母はお茶を入れに台所に立った。

何処からどう見ても男だったあの姉・・・

弟として結婚は先ず無理と感じていた分

シッカリ裏切られ、

しかも結構な女振りに実際は

ケイトの方が

逆にバリバリ マジ?すか?の落とし穴に落ちた。

姉「アンタ、もうケビンって呼びにくいね~」

ヶ「ケイトになったのよー」

姉「アッチも取っちゃったんでしょう?大変な事だったでしょうに~。。。」

ヶ「もう地獄の方が天国に近い?・・・みたいな~!」

はっはっはっは~~~・・・・・・

具体的に想像は出来なくても、何となく理解出来たような

気持ちに成り、皆反動で少し笑った。







親としては

具体的なことなんかとても聞けた話では無いのだけれど

姉は割りとずけずけと聞いている。

姉「な~に~?、どうやったの~?、埋め込んだりしたの???」

ケイトは大きく手を横に振って答えた

ヶ「そ~んな事はしてない、埋め込まない。

元々は誰でも女から始まって

それから男に成っていく訳だから・・・元に戻した形~?」

姉「あーそー。。。でも、凄い事出来たものねー、其処までやれば立派だわ!」

父「これからやっていくのに、大丈夫か?」

優しい声であった。

ヶ「大丈夫だよ、お父さん色々ちゃんとやっているし。」

母親が入って来た。今度はすっかりニコニコ顔である。

母「アナタが大好きだったシュトーレンよ」




みんなこのシュトーレンが好きなのである。

子供の頃から各家々で焼いてくれる云わばお袋の味。

プ~ンと良い香りが充満した。今回母親はこのシュトーレンを

「4本焼いたのよー、これはその最後の1本目」そう言っている。

4本も焼いたなんて凄い事だった。だって昔から1本しか焼かないものだったから。

ヶ「えっ?もう3本も食べたの???本当に?4本も焼いたの~?」

母「今年は不況でしょう、3本はね『教会の方』に差し上げたのよ」


ヶ「そうなんだ~。。。詐欺商法の『消防署の方・・・』とは偉い違いね!」

つい皆で・・・意味不な・・・爆笑してしまったじゃあないの。。。

人が集まると特有の心理か・・・






この際、今は皆・・・細かい事などどうでも良かった。

どこの世界でも似た様なものである。

本当に久し振りに顔を揃えてシュトーレンを食べながら

その母の味をしみじみ堪能している自分は何て幸せなんだろう・・・

ヶ「このシュトーレンは天下一だよ!」

もう脳内にアルファー波及びドーパミンが充満している感じ?なケイトだった。



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                            <続く>













44話(ケビンからケイトへの橋渡しは何であったのか?の続き)




暫くのお茶タイムの後、ケイトは・・・

「良かったら暇つぶしに読んでみる~?」

そういって一冊の古びた大学ノートをテーブルに置いた。







厚めのそのノートの表紙・・・
それを見た母は
瞬間
ケビンの13、14歳、の頃の懐かしい記憶が甦ってきた。

ヶ「見覚えがあるでしょう?お母さん」

確かにそのノートは母親が

良く詩作に専念するケビンにプレゼントした

普通よりちょっと厚めの大学ノートだった。





表紙に特徴があって・・・

薄いビニールがコーティングされた水色の無地。

ある程度濡れても大丈夫なノート。

それをケビンは良く

風呂場にまで持ち込んで居たっけ・・・

そんな事を、母達は思い出していた。




言葉も出ずに・・・こみ上げる気持ちで

ノートを先ず手にしたのは母親だった。

母にはそれが何かは直ぐ分った。

『ケビンの詩、心』が満載されているのだろうと。。。




目を潤ませながら丁寧に一ページ目を開いた、その横から

姉が母に肩を寄せて覗き込むようにしていた。

それで父は何となくケイトと向き合って改めて

ご近所の事や、家族の事などを二人で話し始めた。

酒が必要だと持参したシャンペンを父に渡して

取敢えずは一回皆で乾杯をした。

それは随分美味しいシャンペンだった。




二人が話している間

母と姉はケイトの昔からの趣味である

その詩集の内容をユックリ読み初めていった。


中に、こんな詩があった。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。













 ☆(ズタボロ夢追い人)☆


そもそも
人間の心というものは
多くの
二律背反性によって
成立している
既成の道徳の鎧によって
生きた
人間としての
心の動きを
被っている人。。。

人生とは
如何に言い換えようとも
そもそも
凄まじいものなのである

純粋さに対しては
時として
痛烈な一撃が
突き刺さる
グサリと
どす黒い剣は
地の底から
噴出すように
低俗な薄ら笑いを
響かせ
グサグサと
浅はかゆえに
深く
深く
突き刺さって来る
ああ
夢追い人よ
いつまでも
心は
無防備のまま
ずたずたに
ボロボロになっても
夢追い人は
星を見る
月を凝視する
やがて・・・
本物の夢を見る    

<ケビン・作>













                   <続く>






















45話(ケイトの心の隙間)











又・・・こんな詩が出て来た









 ☆(ミルキーウェイですか)☆


突然

居なくなるなんて

随分酷い話じゃないか

ねえチャリ・・・

僕がどれだけ悲しいか分る?

多分今頃は

この空の何処かで

すっきりサッパリした様子で

いつものように・・・

な~~んにも無かったかのように・・・

顔を洗っているんだろ?

チャリ・・・

何だって突然・・・

目の前から・・・

消えるのさ・・・

夜に成ると

せせら笑う星が

この肉体に降り注ぎ

とてもじゃないけど

生きていられやしない・・・

誰か助けて

否助けなんて要らない・・・もう

この体はもう要らないよ

いっその事・・・

消えて無くなれば本望

宇宙の果てのミルキーウェイまで

飛んで行けたなら

チャリと又会えるのかい?

ねえ、、、チャリさん・・・



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                    <続く>


















はい^^ 
あなたの瞳に何が映ったでしょうか~???
心に何が残ったでしょうか~??? 
世の中のどこかで当たり前に繰り広げられる仰天の事実。。。(笑)
包み隠さず連載していまーーーーーーーす♪   
訪ねて来て 読んでくださってる多くの皆様に~^^




☆感謝☆です



では
どうぞ次回もお楽しみに~にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ
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by karkowitch | 2011-09-21 06:08 | 創作童話・小説