号泣。。。

☆☆☆随分以前
書き溜めたこの物語は
半ばにして頓挫していたものです

ここに・・・
まんま・・・まんま掲載(飯じゃねえぞ)しております
どうぞ
肩の力を脱力させ
神経も麻痺させてお読みください。  爆~ 
出来たら毎日載せていきます^^


(* ここは目をつぶって・・・1話からお読み(ピシピシ!!)くださいね~♪*)





ではでは・・・・・・・・・・・
・前回30話までの続き・・・・・・・・・・・・・・・




{ ジョシュア&フランク***中学時代から絵を描き切磋琢磨してきた美術学校出身の関係 }
ある意味ファンタジックでアカデミックで滑稽な物語の始まりです。あなたはこのドアの中に入りますか?・・・・・・・・そうでしょうね、さすが素晴らしい選択です。イケテルあなたササ、どうぞ~♪







  31話(肛門科だけに糞入院と言える)





入院して翌日の午前中にオペとなった。
まあ、悪性の癌でなければ安心だが
まだその辺の心配が一番大きい。
イボは結局・・・
肛門の口に大きいのが2個、
中ぐらいのが2個
そして、ちょっと入った場所に
小さいのが一個、
大きいのが一個あった。
全部で6っこもあったのだった。

悪性では無かった。
しかしこれらを放っておくと
悪性に変化するもの・・・らしい。

(一体どこの誰がこんなのを放って置けるんだよ!
それが出来リャ医者はイラネェし。。。)
心で悪態を付くジョシュア。
オペ後丸一日中苦しかった。
翌日もまだ・・・苦しかった。
翌翌日もまだ・・・痛かった。
切ない日々のジョシュア。
好きな本も、とても読む気にはなれない。

会社に知らせては有ったが見舞いは断ってある。
フランクにも報せてはいない。

しかしまあ・・・
癌じゃなくて良かったよな~。。。それだけは
ホッとしているところであった。
どうも・・・
こういった出来物が出来易い体質ってのが
有るらしくて、今回6っこも切除したが・・・
いつ又出切るとも限らない
しかし、何でも早期なら大丈夫だから云々・・・
と言われ結構落胆していた。

『直腸癌とかじゃ最悪だよ。。』そうジョシュアは呟いていた。


そんな頃・・・
ジョシュアを撮った、アンドレアの優勝作品が、某雑誌に掲載されていた。

                              <続く>










       32話(外せないものを外す時)







マスクだった。
入院中は殆どマスクを外さないで過ごしていた。
マスクを外す時は、
食事時と
洗面時と
それから・・・
途轍もなく開放感溢れる場所を発見したので・・・
そこに居るとき。。。
そこは何を隠そう、
屋上である。
初めて何気に上がって来て・・
自分の気分と同じ重い・・・鉄のドアを開けた時、
眼前に広がる抜群のロケーションに圧倒された。
広々としたこの屋上に人っ子一人居ないなんて?
信じられないと思った。

誰だって山に登る時は
兎に角頂上を目指すものだから。

息も荒く、体中限界的疲労の中、
頂上に到着して・・・痛い肺を抱えながらも
眼下に広がる景色を見た瞬間、
途轍もない達成感を味わい、泣ける程感動し、
ジワ~ッと・・・
宇宙との繫がりを享受したかのような
大きな大きな・・・満足感を得る
それは直ぐに感謝に変わるものなのだ。

ジョシュアが初めてここに上がって来た時、
昔、自分がサークルのメンツとガシガシ登山してた頃の
そんな感動が甦っていたのだった。
登山は4000メーター級止まりで
それっきり、何だかんだで何となく遠のいていた。
ヘタレジョシュアにしては、実際
4000メーター級を登山した経験があるだけでも
快挙といえる。
一生涯の心の誉。末代までの語り草でもある。

そうなんだ・・・
こんな景色の中で
マスクなんかしてられるかっ!!て気分だった。
随分遠くの方に・・・
自分が以前歩いた事がある峰が連なって見える。
少し雪を被って何とも美しい。

良い塩梅にと言おうか、
不思議にも、
人が居ないから勢い良くマスクを取り清々した。
深呼吸などして
『ウオーーーーーッ!』と雄たけびを一発かました。

さすがに「ヤッホーッ」なんて
叫ぶ気にはならなかった。

天気が良いので
横向きに寝転んでみた。
真っ白で大きな雲が一個、一箇所にドカンと止まっている。
他は真っ青。。。
青い空を見つめていたら、段々青い色が黒に見えて来て不思議だった。
それで初めて知った。
青空は・・・
余りにも深いと・・・
黒く見えるものだという事を。
本当にそうなのだ。。。何やら感動していたジョシュアだった。

                         <続く>









        33話(授賞式)





そんな頃・・・
アンドレアはコンクール受賞者の式典に参加していた。
最前列のど真ん中に促されて着席した。
ホールの舞台に並んだ椅子、そこには
誰でもがよく知った顔ぶれが並んでいた。
政治家、
写真家、
映画監督、
雑誌編集長
スポンサーの、
某一流
企業会長、彼はしばしば
ニュースなどで出て来るので知らない者は居ない程。
そして写真が趣味で有名なビジュアル系歌手。

おっ?・・・・・何やらヤバく無いのかねえ。。。

さあアンドレは新車のキーを手にした。 
およそ100万円の小切手も受け取った。
一週間のペア旅行券も頂いた。

もう最高の気分である
ホール一杯の人々から惜しみない拍手を受け、
改めて喜びを実感していた。
取敢えずは正装で出席したものの、
この服装に対しては
結構な葛藤の時間があった。
本当は職業柄と言おうか、
こういう時こそ
自分のいつものスタイルで望みたい処だったのを
ショボイ屁の突っ張り的な一般常識とやらに
邪魔されたのだった。

結構人気度が高いビジュアル系歌手からは
コメントを貰った。
『素晴らしいと思います。アナタの作品から醸し出される
雰囲気やオーラを、僕の唱に是非生かしてみたいと思って居ますが。。。
いけませんかね?』・・・みたいな~・・・

ご立派なコメントである。


それにしても、
海外旅行中の妻、ホーリーは   
一体今頃、
どの辺でなにを しているのやら知らないが・・・
このまま帰って来なければ
いっそすっきりするんだけれど・・・
そんな事が頭にちらとよぎって少々表情が曇った。

                          <続く>









       34話(プレゼント)










式典の後のパーティーでは
あの素晴らしきワイン、
ロマネ・コンティが!!
滅多に
いや、きっと生涯口に出来ないだろうと思っていた
このロマネ・コンティに
いきなりお目に掛かり、
正直腰を抜かしそうになった。
名前は噂に聴き、おおよその値段も知っていた・・・
一口位飲んで見たい物だな~などと
本気で思った事もあったよ、しかし・・・

自分がこういう形でこれを口に出来るとは!
何たる神の悪戯か?素晴らしき恵み

潜在意識がこんな形で突然サクッと実現している事に
鳥肌が立った。



『まじかよ?』
給仕が間髪入れずにグラスに注ぎ
アンドレアに差し出した・・・
『う~~~ん、最高のただ酒だよな~』ククク・・・

至福のひととき
サイド中寄りに
ヴィーナスの氷の大型彫刻がデ~んと立っている。
其処にライトアップされた青白い発光ダイオードが
美しさを増していた。
大勢がそれを取り囲んで暫く雑談していた。

白トリュフがふんだんに乗ったペンネ、
キャビアもブッカキ氷に乗せたグラスに
山盛り、
その周りに新鮮な牡蠣と、ホタテが並んでいた。
どうやら・・・これらにキャビアを好きなだけ乗せて
食べてみろって訳。
それからスペインの最高級生ハム、
カマンベールを乗せたクラッカー、
そして・・・
目茶苦茶愛嬌がある・・・
ヴィーナスの乳首と銘打つスウィーツ。。。
それがシンボルタワーの様になっている。
下のほうにはぐるりと
チェリモヤやドラゴンフルーツ、スターフルーツなどが
オブジェの如く 散らばっていた。

どれをあげても一流だと分る。
こんなパーティーは実際始めてだった。
世の中にゃ、
夜な夜なこんなのばかり食べて生きている人間もいるんだな~・・・
そう思うと、段々割り切れない様な・・・
マイナーな気分になっていった。
主役の筈の自分が
全然この場には相応しくないような・・・
祭り上げられて、暇つぶしに、からかわれているかの様な・・・

なんだ?。。。偶々ラッキーだっただけの話か???
喜びが頂点に達する処か逆に、気持ちが酷く疲れてきた。
アンドレアは大雑把なわりには、案外小心者である。
考え出したらいたたまれないのだ。

突然
この雰囲気から逃れたくなったアンドレアは
適当な言い訳を残してパーティー会場を抜けた。

表に出たらすっかり星空だった。
何となくホッとして・・・星空を見上げたアンドレア
ちらとジョシュアの事を思った。
何がしか渡す積りでいる事。

賞を取った写真の絵を再び一人で、イメージしていた。
モノクロームの中のジョシュアの姿は美しかったし、オーラをも発している様な・・・
そんなジョシュアが
まさか!
イボ痔でどこぞの病院に入院している事など
想像も出来ないのであった。   まあ・・・ごもっとも・・・    
  
                          <続く>








     35話(突然・・・むせび泣く)






歩きながらアンドレァは子供の頃を回想していた

忘れもしない・・・9歳の時のクリスマス

アノ頃はまだクリスマスが待ち遠しくて待ち遠しくて

本当にワクワクして・・・全くもう

心臓が破裂しそうだった

母親が12月になると、毎年

シュトーレンを焼いてくれて・・・

その焼きあがる頃の香ばしい香りといったら無かった!

大抵の家がこのシュトレンを焼くのだが、

各家々で特徴を出すのが慣わしとなっている。

我が家のシュトレンは飛び切りだった。。。

イチジクや杏、それからいい香りのオレンジピール、

大好きなりんごを焼いたのもちゃんと入れてくれたっけ。

干し葡萄はちょっと大人の香り、ラム酒漬けだから・・・

何時も母は、白の干し葡萄の奴だったな~。

そして必ずシュトレンの中には

楽しい楽しいお楽しみが忍ばせてあって・・・

それがまさかの自分に当たれば大騒ぎして

母親や、兄弟に知らせて回るのだ。

すると皆は目をひん丸めて仰天し、

悔しがる・・・そんなひとときが

家族って良いものだな~と

しみじみ思わせる時間である。

シュトレンは毎日薄くスライスして

皆で食べ進んで行くのだ。

クリスマスのその日まで。

『あ~、懐かしいな~』アンドレアの口を突いて出た思い。

そして・・・

クリスマスの晩、

サンタさんが本物のカメラをプレゼントしてくれた。

信じて疑わなかったサンタさんだから、

あくる朝、興奮して父親に見せびらかしに行ったっけな~。。。

「おっ!!やったな、アンデュー!大切にしなさい、

先ずはパパを撮ってくれるのかな?ハハハ~・・・」

そう父親が言った言葉・・・声・・・そのまんま自分の耳に

今だに鮮明に残っている。

そしてその時に写した父母の肩を組んだニコヤカな写真は

母の大切な物となった。

楽しくて優しかった父親はその1年後のクリスマスを前に

心臓発作で亡くなった。

母は気丈にも子供達の前では弱音など吐かなかったのだが、

一人の時はよく泣いていたのを知っている。

あの時、あのカメラをくれたのは父親だと・・・

だいぶ経ってから誰に言われなくても分った。

今の自分はあの本物のカメラをプレゼントして貰った時から始まった。

そんな事を思い出していたら・・・

歩きながら泣けて泣けて、次第に嗚咽が激しくなり

止まらなくなった。

さっき、居心地悪かったのも・・・

本当はきっと、、、

父親としみじみ酒でも酌み交わし、

沢山の四方山話をしたかったに違い無い。。。

そうアンドレアは感じた。

『クソお・・・』鼻水まで出て来た。

『お。やじ。見てるか?。。有難う。。。』号泣しながら

星を見上げて感謝した。

今年のクリスマスは後一週間後だ。



                         





                        <続く>










はい^^ 
あなたの瞳に何が映ったでしょうか~???
心に何が残ったでしょうか~??? 
世の中のどこかで当たり前に繰り広げられる仰天の事実。。。(笑)
包み隠さず連載していまーーーーーーーす♪   
訪ねて来て 読んでくださってる多くの皆様に~^^
☆感謝☆です

arara~??
コメもご遠慮なく^^

ではどうぞ次回もお楽しみに~~~~~~~~にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ
にほんブログ村
[PR]

by karkowitch | 2011-09-18 21:51 | 創作童話・小説